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2017-2018

いつもインスタントをご利用頂きありがとうございます。

今年も晦日とギリギリまでスケートボードプロショップとしてスタッフ一同全力で駆け抜けた年でありました。昨年立てた「6つの誓い」(正確にいいますと一昨年立てた5つの近いを磨いていくという1つの近い)を今改めてみておりますが、いくつかは予想以上の成果があり、いくつかは思ったよりも動けずで終わってしまったものもあります。また日々の業務の中でまた新しい目標や誓いが沢山僕の中で生まれており、21年プロショップをやっていてもまだまだやりたい事が山積みで、さらに精進して行きたいと実感しております。

さて、今年も皆さんに新年の目標をご提示させて頂ければと思い、小さい目標から大きな夢まで色々と考えておりました。今年は浦安ストアのローカルである浦安市運動公園の舞浜スケートパークがリニューアルオープンしました。今年踏んだ大きなステップのひとつとして今でもオープン日のテープカットはわすれません。14年くらい前のその前の舞浜パークのオープニングセレモニーでもテープカットをさせて頂きましたが、HIGO-VICIOUSの大きな掛け声で一気に緊張がほぐれたことを思い出しました。またインスタントオープンからずっと一緒に歩み続けてくれている、山口昌久中谷匡石塚勝己など当時は僕を含めてみんなヤンチャでしたが紆余曲折しながら共に成長し、また再度新生舞浜パークのオープニングセレモニーでも一緒に参加できたことに感謝しました。ローカルの大鳳アキラはもちろん、今のシーンの次のステップを作り続ける岡田晋や水曜日には遭遇確率が高い赤熊師範やセレモニーに駆けつけてくれたアマちゃんやSITAMATIクルーのタマちゃんケントマサトモも舞浜のオープンを喜んでくれました。チヒロックも帰国してまた舞浜はローカル達の社交場になりました。また先日は吉祥寺ストアの忘年会に出席させて頂き、吉田智を中心とした吉祥寺のストリートカルチャーのキラキラした魅力に驚きました。ライドが自分達で作った映像を見せてくれたり、吉岡ケントと真剣にこれからのことを話したり、コニや銀平天馬しゅんぺいやトウア、また沢山の吉祥寺ストアのローカル達に囲まれて、改めてスケートボードの持つ大きな可能性を感じました。千葉ストアではみずきちゃんも加わって、ダンガンヤン君と共にだいちゃん店長が地元に密着し、ローカルを発信源とした千葉のシーンの底上げを進めてます。お台場ストアでは少しずつローカルと言えるスケートボーダーも増え、SC業態の中にしてリアルに機能するプロショップとして前例の無い模索を続けていきます。各ストアを中心としたローカルネットワークは確実に拡大しています。僕はスケートボードカルチャーを形成するファクターとして、ローカルライダー、ローカルスポット、ローカルショップの3つが不可欠である、と常に発信してます。この3つの要素がそれぞれに機能して初めてカルチャーが育っていく。

また昨年からプロジェクトに参加させて頂いておりました、静岡市の新しい取り組み「東静岡アートスポーツ&ヒロバ」のスケートボードパークのコーディネーターとして国内最大規模の室内パークの建設に関わらせて頂き、チームで大きな山を乗り越えていく醍醐味を味あわせていただきました。15年前から関わる浦安市の舞浜スケートパーク、画期的なスタイルで多くの人にご利用頂いたUNION PARK、そして東静岡のパーク建設のノウハウを元に、現在はスケートボードパーク コーディネーターとして2つの大きなパークのプロジェクトに参加させてもらっています。こちらは2019に全貌をご報告できる予定ですが様子を見てまたしっかりとご報告させて頂きます。マジやばいのできますからね。たぶん。また、長年インスタントで製作しているオリジナルスケートボードのノウハウをさらにブラッシュアップして、OEM事業として様々なクライアントさまからご依頼頂きオリジナルデッキやウィールなどの生産を進めておりましたが、今年はかなり沢山の予想を越えたご発注を頂きました。誰もが知るアーティストや企業さまのノベルティーやプロモーション製品の生産を手がける中で、実に様々な経験、学びがあり、さらにクォリティー高いスケートボード関連商品の生産につながってます。このOEM事業はこれからもさらに拡大していければと思ってます。ローカルの仲間達で作るオリジナルデッキや、企業さまやブランドの製品やノベルティーとしても、スケートボードの可能性はどんどん広がっていくのかと考えてます。数々のコラボアイテムもうれしいご縁で実現しました。また今後も色々なコラボアイテムがリリースされますので楽しみにしてください。年末には10周年の時にインスタントのロゴマークを作って頂きましたご縁でお付き合いが続く7STARS DESIGNにスタッフ全員分の名刺を作って頂きました。色々な想いが形になっていくのをじっくりと見ることができた1年でした。沢山のご縁の中で泳がせてもらっているような実にありがたい1年でありました。

世の中は2020TOKYOに向けて、スケートボードを含む新しい競技にどんどん注目が集まってきてます。テレビの特集やCMやドラマなど、スケートボードがマスに露出する機会も今後どんどん増えてくるでしょう。確実に増えてくる愛好者達は、今まで先達が積み重ねてきたカルチャーの上にまた新しい流れを組み込んでいきます。僕はスケートボードに傾倒して30年以上経ちますが、何度かのブームを経験してきた中でもこんなに大きな期待感や社会を巻き込んだムーブメントはありませんでした。マーケット的にどうか、とか、カルチャーやアートが、とか色々な考察もしてきましたが、これからの動きは今まで誰も見たことがない全く新しいシーンになるのかと考えてます。世界の壁などはとっくにぶっ壊れていて、2018はさらに世界がグッと近くなるのかと考えてます。前置きがまた長くなりました。僕らがこれからのシーンに向かっていくにあたり、下記の「誓い」を立ててスケートボードプロショップとしてこの「まだ見ぬ未知のシーン」を突き進みたいと考えてます。

●変化に柔軟に対応します

はい、今年はこの一点のみ。ガッチリと心に刻み込んで進んで行きたいと思ってます。来年のシーンの変化は誰も予想できないまだ誰も見たことがない未来です。その未知のステップに向けて必要なことは、今までの経験をベースに変化に柔軟に対応していく姿勢だと思います。大事なものを捨てて新しいものに移ろうのではありません。大事なものはしっかりそれぞれのベースとしてアーカイブし、新しいものを柔軟に受け入れて対応する。年末にあたり改めて気持ちを引き締めて、WDYS(WHY DON’T YOU SKATE?)をスローガンに、まだ誰も見たことがない新しいスケートボードシーンを楽しんで突き進みたい。

インスタントの具体的な動きとしては、少し先の発表になりますが常に新しい「変化」を続けていきます。すでに色々な準備は始まってます。僕らの2018年も楽しみにしてもらえるとうれしいです。僕個人的な部分で言えば、最近よく「もうBLOGは書かないんですか?」って聞かれます。特に書くとか書かないとか決めている訳ではありませんが最近はLOGの必要性にあまり重きをおかずに流れていくSNSの中で写真と短いセンテンスをポストしています。インスタでは特にテーマもポリシーもなく、気の赴くままにポストしてますがSNSは新しいコミュニケーションのひとつの方法として柔軟に対応したいと思ってます。ただ、現在唯一のスケートボード専門誌「Sb」では毎号コラムを書かせて頂いておりまして、紙に載る文字でお伝えしたいことはその号のリリースのタイミングで想うことを綴っております。

インスタントはスケートボードのプロショップです。吉祥寺、お台場、千葉、浦安の各ストアとWEBストアを利用してくれるお客さまがいらっしゃることが僕らの存在意義であり、引き続きこの立ち位置でシーンの中に居続けていきたい。店舗は4店になりましたが、僕らは常に全体としてひとつのインスタントであり、各地のローカルシーンの1部分となり、スケートボードを楽しむ人たちのためにシーンを切り開いていきたいと思ってます。最後になりましたが、今年も一年本当にありがとうございました。また新年からもよろしくお願い致します。